バチカン市国観光記
サン・ピエトロ大聖堂
観光を目的にバチカン市国を訪れたなら、まず目に入ってくるのがサン・ピエトロ大聖堂でしょう。
イエス・キリストの一番目の使徒であった聖ペトロにささげられたこの大聖堂は、はじめ西暦324年に、コンスタンティヌス帝の命によって建築されました。
この場所が選ばれたのは、殉教した聖ペトロの墓がここにあったからだとされています。
イエス・キリストは最初シモンという名前だった聖ペトロに、「私はこの岩の上に教会を建てる」と言ってペトロの名まえを与えたとされています。
ペトロはギリシア語でペトロスとなり、岩という意味を持っています。
これがイタリア語になり、ピエトロと変化して、サン・ピエトロ大聖堂と呼ばれるようになったのです。
サン・ピエトロ大聖堂の歴史と面積
最初に建てられたサン・ピエトロ大聖堂は15世紀の終わりまで現存していたそうです。
その後、1502年になって、新しい大聖堂の建築がはじまりました。
この後、ラファエロやミケランジェロが主任建築家を引き継ぎつつ、1626年に至ってようやく完成したのが、現在のサン・ピエトロ大聖堂です。
この大聖堂は6万人以上もの人を収容することができるとされています。
総面積は、およそ22000平方メートルあります。
ここの中心となっているのが、ミケランジェロの設計によるという大円蓋で、高さが約132.5メートル、直径が42メートルもある巨大なものです。
サン・ピエトロ大聖堂の中には、ミケランジェロの有名な「ピエタ」や、ラファエロの「キリストの変容」などをはじめとする、貴重な芸術作品が存在していますので、バチカン市国を訪れたなら、ぜひゆっくりと見て回ってください。